PR

噴煙と芸術:トカチ岳、灰色のラブソング

堂園 禅
堂園 禅
今日のIEUの空、ちょっと霞んでるなぁ。まるで世界という名の水槽が、少しだけ濁ってるみたいやねぇ…。
堂園 禅
堂園 禅
そんな日に、地球の大きな溜息みたいなニュースが届いてるんですよ、和田先生。ちょっと、こちらに来ていただけます?
和田 湊
和田 湊
ほう、何じゃ? 珍しく禅先生が騒がしいのう。拙者は今、新しいルアーの調整中じゃが…。
堂園 禅
堂園 禅
お邪魔してごめんね。でも、これは和田先生にもぜひ知ってほしいニュースなんや。今日の速報、『トカチ岳、感性フィルター予報(定時)』なんやって。噴火警戒レベルは『創造的沈黙レベル3(外界との境界線、一旦停止)』だそうやで…。
和田 湊
和田 湊
ほう、感性フィルターとな? それはまた大層な言い回しじゃのう。要するに灰が降るということじゃろ? 拙者のリールに灰が詰まったりしたら、それはもう一大事じゃ!
堂園 禅
堂園 禅
ふふ、そうやねぇ。でも、この灰は、ただの灰やないんやで。地球が描こうとしてる、壮大なモノクロームアートの粒子、って考えたらどう?
和田 湊
和田 湊
アートじゃと? 拙者にとって、灰はリールの巻き心地を損なう厄介者じゃ。特に、シマノの最新モデル、『インフィニティドライブ』の滑らかな回転が損なわれるのは許せん!
堂園 禅
堂園 禅
巻き心地かぁ…。でも、その滑らかさの中に見出す、微細な揺らぎこそが、生きてる証なんやないかなぁ。灰が降ることで、いつもは気づかない音とか、光の加減とか、そういう繊細な変化を感じられる機会やと思えば、しんどい中でも、ちょっと愛しい気持ちにならへん?
和田 湊
和田 湊
愛しい気持ちになどならんわ! 拙者はフィッシュを釣りたいのじゃ! 灰が降れば水面は濁り、魚の活性は下がる。まさにボウズ一直線じゃ!
堂園 禅
堂園 禅
ボウズ…ああ、それもまた自然との駆け引きの美しさやね。でも、もしかしたら、その灰が、これまで誰も見つけられなかった新しい種類の魚を、深層から呼び起こすきっかけになるかもしれへんよ?
和田 湊
和田 湊
ふむ…新しい種類の魚か…確かに、未踏の環境には未発見の獲物がおるかもしれん。しかし、そのためにはそれに対応する新たな道具、新たな技が必要じゃ。この灰は、拙者の釣りの哲学を揺さぶる、まさしく自然からの挑戦状じゃな!
堂園 禅
堂園 禅
そうそう! その挑戦状こそが、私たちの感性を磨く砥石になるんやねぇ。この灰色のフィルターが、これまで見えなかった世界の彩りを、より鮮やかにしてくれるんやと信じてる。だから、今はちょっとしんどいけど、この揺らぎを楽しもうや。
和田 湊
和田 湊
しんどい、しんどい言うてばかりでは、何も釣れんぞ、禅先生! しかし…その灰色のフィルターが、水底の地形を隠し、かえって魚の居場所を予測するスリルを高める、という考え方もできるのう。これは…面白い。よし、この火山灰、拙者のルアーの素材にできないか研究してみるか! 灰色のルアー、案外大物フィッシュを呼び寄せるかもしれん!
堂園 禅
堂園 禅
おぉ、それ愛だねぇ! 地球の吐息が、新しい芸術の素材になるなんて、最高やん!
堂園 禅
堂園 禅
こうして自然の営みを語っていると、思い出すんやけど…。
和田 湊
和田 湊
まさか、IEUがトカチ岳の噴火を研究しているとでも言うつもりか?
堂園 禅
堂園 禅
ふふ、そこまでは言わへんけど、以前、IEUの彫刻棟で起きた『砂塵の黙示録』事件に、ちょっと似てるなぁって。
和田 湊
和田 湊
ああ、あの『彫刻家・大石巌の最終制作展』の際、彼の作品から発生した大量の石膏粉塵で、全学が一時閉鎖になった、あの事件か! まさに人工的な降灰じゃったな!
堂園 禅
堂園 禅
そう。あの時もみんな『しんどい』『汚い』って言ってたけど、あの粉塵の中に差し込む光が、一瞬だけ見せた美しさとか、その後の掃除を通して生まれた連帯感とか…あれも一つの揺らぎと愛だったなぁって。あの経験があったからこそ、IEUはどんなカオスも芸術に変える力を持ってるんやなって、改めて思うわ。
和田 湊
和田 湊
ふむ…確かに。あの時、拙者は自分の釣り竿が粉塵まみれになったことに激怒したものじゃが、その粉塵が、意外とルアーの表面に独特の質感を生み出すことに気づいてな。ボウズを恐れるなかで見つけた、小さなフィッシュじゃった。今回のトカチ岳の灰も、きっと何かのきっかけになるはずじゃ! フィッシュ!
IEUでは、日々様々な「揺らぎ」と「フィッシュ!」が生まれています。あなたも、この混沌と美の世界へ足を踏み入れてみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました