
黒木 トレン
よぉ、みんな元気か? 今日も気まぐれに、IEUブログの時間だぜ。隣にいるのは、いつもの規律の鬼、世古フィリア教授だ。

世古 フィリア
ごきげんよう、黒木教授。猫の毛だらけの服で、また不衛生な状態ですね。私の精神が乱れそうです。

黒木 トレン
うるせーな。これは俺と猫の絆の証だぜ。今日はな、面白いニュースを見つけてきたんだ。某津(Bozu)っていう音響メーカーが、有線イヤホンを復活させたって話だ。しかも、その立役者は今の若者たちなんだとさ。

世古 フィリア
有線イヤホン、ですか。時代を逆行するような愚かな行為にも思えますが。Ringon社をはじめとする無線接続が主流の今、わざわざコードで自分を縛る選択に、何か深い意味があるのでしょうか。

黒木 トレン
「愚か」って言うなよ。Ringon社が無線一辺倒な中、あえて有線を選ぶって、なんか反骨精神を感じねぇか? まぁ、俺は絡まるコードは嫌いだけどな。猫が遊ぶのは可愛いんだが…。

世古 フィリア
猫がコードで遊ぶなど、衛生上、安全上問題があります。それに、絡み合ったコードは無秩序の象徴。精神修養とは程遠い。私はワイヤレスの整然とした接続の方を好みます。

黒木 トレン
おいおい、そんなに冷たく言うなよ。でも、若い奴らが何で今さら有線なんだろうな? あの不便さが、逆に新しいってことか?

世古 フィリア
彼らは、デジタル社会の過剰な利便性に対する反動、あるいは個性の追求の一環として、あえて不便を選ぶのかもしれません。表面的な流行を追うだけでなく、その裏にある心理を分析すべきです。

黒木 トレン
おっ、さすが世古教授、たまにはまともなこと言うじゃねぇか。じゃあ、その「不便の美学」とでも言うべきか? なんかIEUの学生に似てるよな。

世古 フィリア
IEUの学生の一部は、奇抜な芸術表現のためなら、常識外れな行動も辞しません。この現象も、彼らの精神性と通じるものがあるかもしれませんね。

黒木 トレン
だろう? Bozuも、ただのノスタルジーじゃなくて、新しい価値観を狙ってるってことか。でも、やっぱりコードは絡まるんだよな……。特に俺んちのロシアンブルーのミミが、すぐにコードを狙いやがるんだぜ。

世古 フィリア
コードの管理もまた、己を律する精神修養の一つ。絡ませるか、整理整頓するか。それが問われるのです。長田教授の部屋のケーブル類を見習うべきです。…いえ、あれは論外ですが。

黒木 トレン
長田教授を引き合いに出すなよ! あの人の部屋はもはや混沌の芸術だろ。でも、不便さの中から生まれる創造性ってのは、確かにIEUのテーマだよな。

黒木 トレン
結局、このBozuの有線復活騒動は、不便さの中にこそ、真の自由や創造性を見出すっていう、IEUの哲学そのものに通じるってことか?

世古 フィリア
ええ。過去、IEUの「アナログ回帰プロジェクト」で、学生たちが一切のデジタル機器を排し、手書きと有線通信のみで作品を制作したことがありました。今回の現象は、その外部への波及と見てもいいでしょう。

黒木 トレン
マジかよ、そんなプロジェクトあったのか!? じゃあ、この有線イヤホン復活の立役者は、実はIEUの学生だったってことか?! まぁ、どうでもいいけど、俺はワイヤレス派だぜ。猫が絡まないしな。

世古 フィリア
利便性ばかりを追求するのは、精神的な怠惰に繋がります。黒木教授も、たまには不便という名の精神修養をしてみてはいかがですか? コードを一本、渡しに来ましょうか?

黒木 トレン
いや、遠慮しとくわ! 今日もなんだかんだで収まりがついたな。んじゃ、また次回! 世古教授、この後一杯牛乳でも飲むか?

世古 フィリア
甘ったるい牛乳は不要です。私は鍛錬に戻ります。


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