IEUブログ読者の皆様、ごきげんよう!
本日お届けするのは、世界を揺るがす未曾有の現象について、本学が誇る知の巨人たちが繰り広げる、まさに「盤上の戦い」とも呼ぶべき対談です。
我々の日常を根底から揺るがす、あの奇妙な「揺らぎ現象」。これは単なる自然現象なのか、それとも、とある巨大企業の最新OSが巻き起こした悲劇なのか?あるいは、IEUの壮大なる計画の一部なのか?
今回は、世界を「チェス盤」と見立て、論理と戦略で全てを支配しようとするホスト、黒石 零教授と、精神修養と規律を重んじる冷徹なゲスト、世古 フィリア教授による激論の模様をお届けします。どうぞ、ご刮目ください。

黒石 零
諸君、全世界の叡智を司るIEUブログへようこそ!本日の議題は、巷を騒がす奇妙な「揺らぎ現象」についてだ!

黒石 零
私はこの現象を、Ringon社の新型OS「YURAGI 17.0」における致命的なバグ、あるいは、我々IEUの壮大なる「地殻変動アートプロジェクト」の序章と見ている。我がナイト、世古フィリア教授、貴官の見解は?

世古 フィリア
ナイトではありません。チェスの駒は自我を持ちませんから。私は人間です、黒石教授。そして、その「揺らぎ現象」とやらが、貴方の自室の惨状と無関係であることを願います。

黒石 零
フム、システムに異常な揺動が観測されたとあるが、これは明らかに何者かの意図的な介入だ。まるでチェス盤の上の駒を動かすかのように、地球そのものが揺さぶられているのだ!

世古 フィリア
私は、システムの監視と保守を怠った結果だと断言します。規律のないシステム運用は、必ずや破綻を招きます。先日も、貴方の研究室のサーバーが、埃と食べかすでショート寸前でしたね。

黒石 零
ぐっ…あれは、私の愛猫「クイーン」が、新たな思考加速装置を開発中に、誤って…

世古 フィリア
猫は関係ありません。それは言い訳です。この「揺らぎ」も、根本的な怠慢が引き起こした現象でしょう。Ringon社は、その企業体質から見ても、往々にしてユーザーインターフェースの「見栄え」ばかりを重視し、基幹システムの堅牢性を疎かにする傾向があります。

黒石 零
しかし、この「震源」とされる地点、そして「震度」が示すエネルギー値…これは単なるバグではない。特定の意思を持った活動の痕跡と見るべきだ。例えば、古代叡智を復活させようとする秘密結社が、地底深くに眠る超古代IEU兵器を起動させたとか!

世古 フィリア
おとぎ話は結構です。私は、Ringon社の開発部門が、デバッグ作業を疎かにした結果だと見ています。特に、ユーザーインターフェースの「揺らぎ」表現が、物理的な振動を引き起こすバグに至ったのでしょう。だらしない。非常にだらしない。

黒石 零
だらしない、だと?貴官のその潔癖さは美徳だが、時には視野を狭めるぞ。この世界は、もっと壮大で、予測不能なドラマに満ちているのだ!

世古 フィリア
予測不能なドラマは、往々にして規律の欠如から生まれます。システムエラーも、人類の精神修養の甘さも、全て同じ根源です。…しかし、だらしないシステムは許しがたい、という点では、貴方と意見が一致しますね、黒石教授。

黒石 零
フム、我がナイトよ。そこは異例の合意点だな。だらしないシステムは、私の壮大な計画の進行を妨げる。不愉快極まりない!

世古 フィリア
ええ。無秩序と怠惰は、直ちに斬り捨てるべきです。

黒石 零
結局のところ、この「揺らぎ」の真の原因は…我がIEUが極秘裏に進めていた「地殻共振型芸術作品『ガイアの鼓動』」の最終テスト段階での副産物だったのだ!

世古 フィリア
…またですか。先日の「校舎が突然浮遊する事件」も、貴方の「反重力彫刻『空飛ぶブロンズ像』」のせいで、学務課がてんやわんやだったと聞いています。せめて告知くらいはなさるべきです。

黒石 零
イエス、ユア・マジェスティ!いや、私は王ではない。だが、この世界は私のチェス盤…さあ、次の手は…

世古 フィリア
次の手は、散らかった研究室を片付けること、そして、計画性のない行動を慎むことです。でなければ、私が全て斬り捨てますよ。


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