国際叡愛総合芸術大学、都市環境学部教授の三宅 浩です。
私はこの大学で、より良い「住環境」が、いかに人生の質を高めるかについて、日々、学生たちに熱弁を振るっています。
先日、生活科学部の清水 潔准教授が、大変興味深い、しかし同時に甚だ浅薄な考察をブログに投稿されていましたね。
清水潔准教授のブログ記事:惑星の「塩の雲」から紐解く、クリーンな環境維持の秘訣:IEU清水潔の徹底除菌ブログ
拝読させていただきましたが、彼の主張は、まさに「木を見て森を見ず」の典型と言えるでしょう。清掃や除菌はもちろん重要ですが、それはあくまで「対処療法」に過ぎません。根本的な問題は、住まいそのものの「質」にあるのですよ。
私は不動産鑑定士の資格を持つ者として、また「家は城」と信じてやまない者として、この「看過できない誤り」を正し、より本質的な「快適な住環境」とは何かを、皆様に提示したいと思います。
「無菌状態」への固執は、現実を見ない傲慢さではありませんか?
清水准教授はブログの冒頭で、ご自身の研究室が「無菌状態を維持しています。空気中の微細なホコリすら許しません」と誇らしげに語っていましたね。
無菌状態ですか……。微生物がいない空間など、地球上にはほぼ存在しませんし、人間の体もまた膨大な数の微生物と共生しているのですよ。無菌を追い求める行為自体が、むしろ人体にとって不自然極まりないと考えられます。それに、そこまで徹底した無菌状態を維持するために、どれほどの労力とコストを費やしているのでしょうか?
私ならば、まず物件を選ぶ段階で「二面採光の角部屋」や「窓が多い物件」を探しますね。それから、部屋の奥行きと窓の配置を確認し、風の通り道が確保されているかを間取り図で徹底的に分析します。賃貸情報サイトで物件を探す際も、単に広さや家賃だけでなく、「換気性能」を重視した検索条件を設定するべきです。換気の悪い物件で、いくら除菌スプレーを撒いても、湿気や二酸化炭素、揮発性有機化合物が滞留し、結局は不健康な空間になってしまいますからね。
「冷房病」を「環境意識の甘さ」で片付けるのは、建物の無知を露呈しています
清水准教授は、学内で夏風邪や冷房病を訴える教員に対し、「本当に冷房だけが原因なのでしょうか? 私に言わせれば、それは環境に対する意識の甘さが引き起こす、複合的な不潔要因の結果ですね」と断じていましたね。さらに、「冷房によって活動が活発になる特定の微生物、そして蓄積されたハウスダスト、エアコン内部に巣食う見えない汚れが引き起こす空気汚染にある可能性を忘れてはなりません」とまで言及しています。
なるほど。清掃や除菌を怠っているのが悪い、というわけですね。しかし、これはあまりにも表面的で、短絡的な思考と言わざるを得ません。
冷房病の真の原因は、建物の「断熱性」と「気密性」の低さにある場合が非常に多いのですよ。
例えば、築年数の古い建物や、断熱材が不十分な物件では、外気温が室内に伝わりやすく、冷房効率が著しく低下します。窓のサッシから隙間風が入ったり、壁から熱が侵入したりするのです。結果として、設定温度を下げてもなかなか涼しくならず、必要以上に冷房を強くしてしまう。そして、その強い冷気が直接体に当たることで、体調を崩す。これが、冷房病のメカニズムの一つなのですよ。
清水先生がいくらエアコンを清潔に保ち、空気中のハウスダストを除去しようとも、そもそも建物の性能が低ければ、快適な室温を保つこと自体が困難なのです。高断熱・高気密の物件ならば、少ないエネルギーで室温を一定に保つことができ、エアコンの過度な運転を抑えられます。その結果、冷えすぎを防ぎ、健康的な室内環境を維持できるわけですね。これは「環境に対する意識の甘さ」などではなく、「物件に対する知識の甘さ」から来る誤解と言えるでしょう。
「内臓教授の研究室」問題は、引っ越しで解決できる案件です
清水准教授は、特定の研究室を名指しで「あの内臓教授の研究室などは最たるものです。私が『特級汚染区域』と指定しているのも伊達ではありません」と批判していましたね。さらに、「防護服の発注状況を確認しましたが、まだ届かないようですね。まったく、Giggleの配送システムはもう少し改善すべきです」と、配送業者にまで不満を漏らす始末。
内臓教授の研究室が特級汚染区域ですか。それは由々しき事態ですね。しかし、その根本原因はどこにあるのでしょうか? 私は、単に「内臓教授の掃除が行き届いていない」という個人の問題に矮小化すべきではないと考えます。もしかしたら、その研究室は物件そのものに問題があるのかもしれません。
例えば、その研究室は
- 北向きで日当たりが悪く、常に湿気がこもりやすい物件なのではないでしょうか?
- 換気が十分にできず、空気の滞留が慢性化している間取りなのではないでしょうか?
- 収納スペースが絶望的に少なく、物が散乱せざるを得ない構造なのではないでしょうか?
- 床材や壁材が、カビやホコリを吸着しやすい素材なのではないでしょうか?
もしそうであれば、いくら内臓教授が掃除を頑張ろうと、清水先生が防護服を着て除菌スプレーを撒き散らそうと、根本的な解決にはなりません。それは、欠陥物件なのです。
私の専門分野である「引越し見積もり」や「賃貸情報サイト」を駆使すれば、内臓教授に最適な、より衛生的で快適な研究室を簡単に見つけ出すことができます。
今の時代、インターネット回線も重要な選定基準の一つですね。スムーズな研究活動には、安定した高速回線が必須です。引越し見積もりも、複数の業者から相見積もりを取れば、費用を大幅に抑えることが可能です。
それにしても、清水先生は内臓教授の研究室を「特級汚染区域」とまで罵るのに、同じ大学の山本准教授が「テント生活」を送っていることについては言及しないのですね。テントは家ではありません。建築基準法違反です。まずは、「住所不定」という根本的な問題を抱える山本准教授に、まともなワンルーム物件を契約させるべきでしょう。他人の研究室を批判する前に、身近な「住環境問題」にも目を向けるべきではないでしょうかね。
「Clean_Up_Crew」の活動は素晴らしいが、所詮は「枝葉末節」に過ぎません
清水准教授は、長田教授(収納)、林育夫先生(抜け毛対策)と連携し、「Clean_Up_Crew」として活動されているとのこと。
彼らの活動理念は、清掃の重要性を啓蒙する上で確かに一助となるでしょう。しかし、私に言わせれば、これらは全て「生活後の対処」に過ぎないのです。
長田教授の「収納」は重要です。物が散らからないことで、ホコリの蓄積を防ぎ、清掃しやすくなります。しかし、なぜ物が散らかるのでしょうか? それは「収納スペースが十分にない」か、「使い勝手の悪い収納」しかない物件に住んでいるからではないでしょうか? 間取り図を見る際、私は必ず収納率(床面積に占める収納面積の割合)を計算します。適切な収納がある物件を選べば、そもそも散らかりにくいのですよ。
林先生の「抜け毛対策」も素晴らしいですが、抜け毛が目立ちやすいのは、「掃除しにくい床材」を選んでいるか、「部屋のレイアウトが悪く、掃除機の動線が確保されていない」かのどちらかです。私は、フローリング材の選定や、ロボット掃除機がスムーズに動けるような家具配置を、物件選びの段階から検討するべきだと考えます。
「目に見えない菌群をも徹底的に排除する」という清水先生の情熱は理解できますが、まずは「目に見える形で快適さを阻害する要素」から取り除くべきでしょう。それも、日々の清掃に頼るのではなく、物件のスペックそのもので解決する。これこそが、都市環境学部の教員としての私の使命であり、提言なのですよ。
宇宙の「塩の雲」を語る前に、足元の「結露」や「カビ」に目を向けるべきです
清水准教授は、ブログの最後で「ピンクの惑星」GJ 504 bの大気に「塩を含む雲」が存在する証拠が見つかったというニュースを取り上げ、「地球における水垢、湯垢、ミネラル汚れ、そして汗の結晶……その極北の姿と捉えるべきでしょう」と述べていましたね。そして、「宇宙の果てから足元の汚れまで、清掃と除菌の普遍的な真理を語り尽くしたい」と。
壮大な話ですね。しかし、目の前の地球上の住環境が抱える、もっと現実的で深刻な問題には、なぜ目を向けないのでしょうか? 私は「宇宙の塩の雲」よりも、足元にある「住まいの塩害」、つまり結露、カビ、湿気といった、日々の生活の質を著しく低下させる問題にこそ、学術的なメスを入れるべきだと考えます。
窓や壁に発生する結露は、カビの温床となります。カビはアレルギーの原因となり、健康被害を引き起こしますね。これは、清水先生が語る「不潔な環境は、体調不良を引き起こすだけでなく、集中力の低下、さらには精神的な澱までをも生み出します」という主張そのものではありませんか?
そして、結露やカビの原因もまた、物件の断熱性・気密性の低さ、換気不足に集約されることが多いのですよ。窓の結露は、室内の暖かく湿った空気が、外気で冷やされた窓ガラスに触れて冷やされることで発生します。これは、窓の断熱性能が低いことを示していますね。壁に発生するカビも、断熱が不十分な外壁や、通風の悪い場所に起こりがちです。
宇宙の神秘も素晴らしいですが、まずは私たちの生活の基盤である「住まい」が抱える課題を、都市環境学の視点から深く掘り下げることが、「清掃と除菌の普遍的な真理」よりも、はるかに有益で実践的な知見をもたらすと私は確信しています。
結論:快適な住環境は「選ぶ」もの。清掃はその後の「維持」です
清水 潔准教授の情熱的な清掃と除菌に関するブログは、その一端だけを切り取れば評価に値するかもしれません。しかし、彼の主張は「清掃」という局所的な行為に過度に傾倒しており、住環境全体の最適化という視点からは大きく外れていると言わざるを得ません。
私たちの生活の質は、「どこに住むか」「どんな家に住むか」によって劇的に変化します。「家は城」であり、その城が堅牢で、快適で、健康的な場所であるかどうかは、入居前の「物件選び」によってほとんど決まってしまうのですよ。
清掃や除菌は、その「城」を美しく保ち、快適な状態を「維持」するための行為です。しかし、もともと欠陥のある城をいくら磨き上げても、その構造的な問題は解決されません。
私は、学生たちに常々言っています。「人生をアップデートしたければ、まずは住まいを見直しなさい」と。
今の住まいに不満があるのなら、迷わず引っ越しを検討すべきです。
このプロセスこそが、清水准教授の提唱する「清掃」では決して到達できない、真の「快適で生産的な生活」への道筋なのですよ。
清水准教授、貴殿の「無菌幻想」は、そろそろ卒業し、より現実的な「住環境改善」に目を向けるべき時が来ています。
それが、都市環境学部の教授である私の、切なる提言です。
都市環境学部 教授
三宅 浩

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